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【研究発表】初の国際学会CogSci2024

更新日:2024年8月21日

暑い日が続いていますね...!KYOKOです♪


7月24-27日にオランダ・ロッテルダムで開催された

The 46th Annual Meeting of the Cognitive Science Societyにて

研究発表を行ってきました!


今回の会場はPostillion Hotel WTC Rotterdam

ロッテルダムの中心外に位置しており, 開放感のあるモダンな会場でした。


Cognitive Scienceについて

Cognitive Scienceとは「認知科学」の国際学会です。


「認知科学」って何...?と思った方向けに、

日本認知科学会のウェブサイトで説明されている部分を引用しました。

ぜひご覧ください。

認知科学(cognitive science)とは、情報処理という観点から、生体(特に人)の知の働きや性質を理解する学問です。1950年頃に、当時全盛であった行動主義心理学(behaviorism)に異を唱える形で、人工知能(artificial intelligence)とともに、いわば双子の学問として成立したと考えられています(内村・植田・今井・川合・嶋田・橋田, 2016)。非常に大雑把に言うと、行動主義心理学が、生体に与えられる刺激とそれに対する反応の対(連合)という外から観察可能な事柄だけを頼りに知を捉え、刺激から反応を生じさせる生体内部の情報処理という外から観察が難しい事柄に関心を向けなかったのに対して、認知科学は、このような情報処理こそが生体の知を考える上で重要だという認識のもとに生まれました。(後略)

植田 一博.“認知科学とは”. 日本認知科学会. https://www.jcss.gr.jp/about/whats_cogsci.html

認知科学の学会でダンス研究を発表する理由

ダンス研究を認知科学で発表する理由

ダンスの研究を、なぜ認知科学で発表するの...?と思われる方もいるかもしれません。


実は、ダンス研究は "ダンスのための研究" ではなく

"ヒトの記憶研究の題材" として用いられたのが始まり。

※ここでいうダンス研究とは, 歴史・文化系の研究を除き, ダンサーやダンスの動作を対象に行った研究を指しています


現在では、ダンス・パフォーマンス研究も広まりつつあり、

ダンス医科学研究会(IADMS, JADMS)などの学会も設立されました。


私の研究では、ダンスをヒトのスキル獲得の側面から見つめています。


それに関連して、

「美しいダンスの動作はどのようなものか?」

「熟達者と非熟達者で動きの何が違うのか?」

「どのような訓練によりスキルが効率的に獲得できるのか?」


という問いと向き合っています。


そのため、ヒトの運動スキルの側面だけでなく

ヒトの認知(何を美しいと判断するかなど)についても考える必要がある。


そのため、認知科学と相性がいいのではないか、ということで

認知科学系の学会にも顔を出すようにしています^^


逆に言えば、認知科学はかなり多岐に渡る学術領域。

今回の学会でも、脳科学系 / 心理学系 / 工学系 / 社会学系 / 言語学系 ...

さまざまな分野の研究者たちが一堂に会していました。


いろんな方の研究や考え方が聞ける、新鮮な刺激をもらえる場所なのです。

発表について

今回は

"Two Directions for Skill Development of Basic Latin American Dance Movements"

というタイトルでポスター発表しました。


ポスターセッション会場
ポスターセッションの様子


大まかな内容としては、

「ラテンダンスの基本動作を異なる熟達レベル間で比較したところ、

ダンス表現に関連する動作は熟達者内で2方向の分岐が見られた。

その分岐は評価結果とも対応していた。

一方で、身体の使い方については熟達者は一貫した特徴を持っていた。」

という内容です。


発表はいろんな方に来ていただき、有意義な議論ができました。



認知科学はいろんな研究者が集まっているので、

互いの研究にリスペクトを持って議論できる空気感が自然と醸成されており

とても気持ちのいい空間です。

今回は初めての国際学会で少し不安もありましたが、無事発表を終えることができました。

お世話になった先生方、関係者のみなさまありがとうございました!


定期的にこの国際学会に参加できるよう、

まずは来年のCogSci2025に向けて今後もがんばりたいと思います!

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